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【沖縄からCOMITIAに参加してみた結果】

(公開: 2022年02月22日)
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お久しぶりの更新、モソです。

今回、オリジナル同人誌即売会「COMITIA139」に参加したので、そのレポートを紹介します。

COMITIA(コミティア)はゲームやアニメなどをキャラクターを用いたいわゆる「二次創作作品」の扱いが禁止で、さらにコスプレなども禁止というルールがあるのですが、オリジナル作品のみに絞られているため漫画家やイラストレーター志望の作家さんが多く集まる事。

また、出版社の編集部に原稿を見てもらいアドバイスをもらえる「出張編集部」などの企画があり、また、自ブースに編集者が直接訪れることもあるのが魅力でもあります。

今回は新刊「仲西ヘーイとひよっこ釣りガール」やオリジナルパッチ、製作したルアーなどを持っての参加となりました。

【COMITIAまでの道のり】

サイト経由で所定の申込、支払いをします。また、申し込みサークルカットの製作と登録が必要となります。これは他のイベントでも同じですね。

沖縄から参加するとなると、別途旅程を組まなくてはなりません。航空券と宿の手配や、陸路の確認を行っておきます。2月のこの時期、大雪で飛行機が欠航することもあるので、余裕を持って2日前に前乗りしました。ちなみに帰りの旅程では北海道便が大雪で結構していました。

また、商材である書籍や関連グッズのオリジナル刺繍パッチなどは前もって郵送しました。

直接会場に送る場合はクロネコヤマトのみ受付可能で、ヤマトの送り状以外にCOMITIA指定の送り状を張り付ける必要があります。

私はキャリーケースに陳列用の金具や書籍、オリジナルパッチなどを積んで、ゆうパックで宿に日付指定で送りました。同じサイズなら、ゆうパックのほうが安いです。

今回はコロナ渦ということもあり、新型コロナウイルス対策が必要でした、2回目のワクチン接種済み、また、出発の前日にPCR検査を受けました。無料PCR検査は翌日中に結果が通知されるので、別料金を支払い当日の検査結果通知に切り替えました。陰性の結果が通知されほっと一安心。

当日迷わないよう、予備日のうちに会場の東京ビッグサイトまでのルートを確認しました。私が宿泊した浅草橋から電車のルートは割高だけどちょっと早い電車+ゆりかもめのコースか、りんかい線を経由するコースがありました。

オタク界隈で有名なあの建物。開催場所はこの隣

当日の朝は駅から参加者の列が続いていましたが、ビッグサイト内で2つの同人誌即売会が開催されており、危うく違うイベントへ向かうところでした(やはり事前チェックは大事ですね)

【入場と準備】

今回は新型コロナウイルス蔓延防止措置下のため時短での開催となりました。

朝9時にサークル入場が始まりますが、開催が11時のため、ブースの設営には余裕があります。私は出張編集部へ参加したかったため、入場開始直後に入場しました。

外から見てもわかりますが、まずその広さに驚きます。沖縄で大型MICE(マイス)施設を作る計画がありますが、こういうものを作りたいんだろうなと…

ちなみに沖縄では「おでかけライブ」という同人誌即売会&コスプレイベントがありますが、COMITIAはおでライ沖縄のだいたい8倍~10倍くらいの規模があるのではないかと思います。

そそくさと設営し、9時半ごろから始まる「出張編集部」へ向かいます。会場が広いので、出張編集部コーナーまでもそれなりに距離があり、時間がかかります。

【出張編集部】

各出版社の漫画雑誌の編集部が直接原稿を見てアドバイスしてくれます。

まずは出張編集部入り口で予約票を書いて、目指す編集部へ向かいます。どの編集部が集まるかはCOMITIAの案内書や事前に一部書店で販売される「ティアズマガジン」に掲載されているほか、WEBサイトで最新情報が掲載されるので予め確認しておくと良いでしょう。

今回は新型コロナウイルス蔓延防止措置の関係で、いくつかの編集部が不参加でした。

出張編集部だけに限らず持ち込みをする時は、やはり緊張するものです。編集者さんが原稿を読み込んでいる間の沈黙は、なかなか胃が痛い…。

読んでいただいたあと、批評やアドバイス、ダメ出しをいただく事となりますが、今回廻った2か所のうち1か所目はなかなか辛辣なダメ出し、2か所目はソフト目なアドバイスをいただきました。ともに10分くらいの所要時間かと思います(次の人が待っていたりするので)

アドバイスいただいた内容はだいたい同じで(笑)、高圧的な感じなのかそうでないのか、これは編集部ガチャというか人の性格による所もあるかなと思いました。2か所目の編集者の方は読んでいる間「ふむふむ」しつつ、最後に「頑張ってください!」と笑顔で送り出してくれたので、かなり好感持てました。

気の弱い人は圧迫系では凹んでしまういそうな感じですが、こればかりはガチャなのでしぶとくアタックするしかないです。私は怒りをエネルギーに変えてしまうタイプなので、次回もまた是非ともチャレンジしたいと思います。

ちなみに辛辣な1か所目の編集部は話ぶりも縁がなさそうな感じだったので(実は漫画賞に応募したことがあり、その原稿も見たとの事)、そういう所はばっさり切って、別の編集部に当たって成功させて、後悔させてやろうと心に誓いました(笑)再度言いますが、私は怒りをエネルギーに変えて行動するタイプですからね(爆)

【販売とその反省】

結果的に販売に関しては大赤字で、特に関連グッズとして持って行ったオリジナルパッチなどはほとんど動きませんでした。

同人誌の売買が目的なのでそのとおりではありますが、次回から荷物の軽量化のために持って行く必要はないと感じました。また、人気サークルなどでない限り、同人誌に関してはそこまで部数を持って行く必要もない感じです。次回はもっと荷物を軽量化(=商材や陳列用機材の輸送費減)できそうです。

また、今回は目立つためにポスターを作りましたが、ポスターにばかり目が行って商材に目が行かないという失態をおかしました…ちなみに動画が好評でした(笑)

あと、可能なら2名で参加したほうが良いと感じました。一人だと他のブースをまわれないので非常に勿体ない…

【得られたもの】

物販と考えるとミリタリーイベントなどに比べると売上高は微々たるもので終わってしまいましたが、WEB上で交流のあったイラストレーターさんや作家さんとお会いすることができ、予備日のショップ巡りに飲みにと楽しい時間を過ごす事ができました。赤字でもプライスレスの経験ができたのです。

探していたものも買えた!

また、ラッキーキャッツの読者様がブースにいらしていただき、新刊とルアーを購入いただきました。

釣り談義で盛り上がっていると、実はこの方は有名出版社の漫画編集者の方とのこと!ここぞとばかりにプロジェクトのプレゼンをしました(笑)釣り好きの編集者さんを探すことが今回最大の目的だったため、目標は達成できたのです。

下手なりに約8年間漫画を描いて、「釣りの問題解決につながるアニメを作りたい」という無茶な野望を打ち上げておりますが、描き続けたことで現在に至ることができています。

ラッキーキャッツの彼女達は私にとっての招き猫(ラッキーキャット)なのだと、2022年2月22日に思うのでした。

描いた作品を的確に見てもらう。そのような場所としてはCOMITIAは重要な場所だと感じました。

余談ですが、沖縄にないサイゼリヤに行くことができ、サイゼリヤで喜ぶオッサンになってきました。

エスカルゴがアレだというのは本当なのでしょうか?!美味しかったです(笑)

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