【アクション】ガンアクションを描こう!
こんにちは。モソです。
「ラッキーキャッツルアーフィッシングスクール」の第1巻原稿手直し作業があと4ページというところまでやってきました!!
1ページはほぼ書き直しです・・・
ほぼ素人状態からはじめた漫画描きですが、ネタと勢いで描くスタンスで書き進めて、あと5冊は余裕で出せるというネタのストック量はあります。まあ画力は・・・考えながら描いているうちになんとかなるでしょう(汗)
さて、漫画において最も人気があると言っても過言ではないジャンルに、アクションやアドベンチャーがあります。
ただ、闇雲にアクションを描いたからといって物語が成立するわけでもない難しいジャンルであるとも思います。
たとえば殴り合いのバトルシーンでは迫力を出すための画力が必要になるのは想像しやすいと思いますし、銃器など専門的なツールを扱う描写が必要な場合は、それなりに知識も必要となってきます。
私が描いている釣り漫画に関しては、元々釣りガイドやライターの経験もあり、人に教える立場でもあったため「多少の画力さえついてこれば成立するはず・・・」などと考えて構成した作品になっているのです。
さて、釣り漫画ラッキーキャッツルアーフィッシングスクールのキャラクターは、もともとは刺繍製品のキャラクターとして誕生しました。刺繍製品がサバイバルゲーム向けに作られていたことや、私自身も途中にブランクはありますが、サバイバルゲームを20年近く経験しているのでそこそこの銃器の知識は身につくことになりました。
平和な日本ではさすがに実戦経験はないですが(笑)サバゲーでも安全管理や銃器の構え方、使い方などがありますので、得られた知識はなかなか役立つものです。
というわけでサバイバルゲームの経験からの射撃姿勢の描き方やコツを紹介してみようと思います。
今回はハンドガン編をお送りいたします。
【アイソセレススタンス】
腕を二等辺三角形に構えるハンドガンの撃ち方で、CQB(室内における接近戦闘)で用いられる攻撃的な構え方です。
防弾チョッキ(プレートキャリア)を着用している警察や兵士が用いることが多く、防弾プレートで正面で受け止めつつ、すばやい照準が可能な射撃方法です。
コツとしては実際に撃つさいも描写に関してもひじを内側に入れることです。
銃によってはフロントサイト、リアサイトがぴたりと合いやすく、暗闇でも直感的に照準がしやすいという利点があります。
(人それぞれではありますが、私はガバ系・・・M1911コルトガバメント系で、この撃ち方において直感的かつ高い精度で撃てるようになりました。私はサバゲーの友人から習いましたが、海兵隊偵察部隊フォースリーコン直伝とのことです。)
少し古臭いイメージのある構え方なのですが戦術形態の変化で今は有効性が見直されているようです。
後ほど記述しますが、利き腕や利き目を選ばない汎用性の高い構え方でもあります。
シューティング場や最近多くあるシューティングバー、ハンドガンを用いた屋台の射的でもかっこよく役立つ構えであると思いますよ。
【ウィーバースタンス】
ひと昔前の映画でよく使われていた、片腕を伸ばして片腕を短く構える構え方です。
遮蔽物から覗き込んで撃つときに、最低限の露出で発砲できる防御性も兼ね備えています。
右腕が利き腕の人は、左側から覗き込むとき苦労しますので、両腕で撃つ訓練が必要です。
また、利き腕があるように左右の目にも「利き目」というのがあります。
利き腕と利き目が一致しない場合も多々あり、また、フロントサイト、リアサイト、目標を一致させる作業を射撃のたびに行わないといけないので命中精度の面でもアイソセレスに劣るような気がします。
私はウィーバースタンスはわりと好きでなれていましたが、アイソセレスの撃ち方(ひじを内側に入れる)を習ってからは、スピードシューティングなどではアイソセレスを使っています。
【カーシステム】
ハンドガンを両手で握り、両肘を曲げて撃つ構え方です。
車内のような狭い場所でも撃てるのでカーシステムというらしいですが、いくつかの型があるそうです。
【スイッチング】
ハンドガンでは一つの構え方で通すのではなく、状況次第で「スイッチング」という構えの切り替えを行います。
たとえば壁から覗き込んで前進するときは、狭い場所から「カーシステム」→「ウィーバー」とスイッチングし、広い場所に出なくては
ならない時は素早い照準ができる「アイソセレス」という具合に切り替えていきます。
【最低限必要なこと】
漫画でもイラストでも専門的な道具を扱う描写が必要な場合、マニアックな部分にも気を使いますが、まず何よりも重視されることは安全管理にあると思います。
漫画の場合、多少空想やオーバーアクションは必要となってきますが、ちょっとした安全管理を盛り込むだけでポイントの高い描写になるのではないかなと思います。
一昔前の漫画では、銃の描写で引き金に指をかけたままという「指トリガー」は漫画作品でもよく見られましたが、射撃のプロであればまずありえない描写であるとも思われます。
写真が微妙ではありますが、指からトリガーを離している状況です。
また、マガジン(弾倉)を抜いているとか、射撃時以外はセフティー(安全装置)がかかっているというのも、ちょっとした事ではありますが描写としては良いのではないかなと思います。
アメリカの射撃の名手がほんの一瞬だけ「指トリガー」をした動画が炎上したことがありましたし、陸上自衛隊のレンジャー訓練の取材をさせていただいた時、疲労困憊で意識が朦朧としているレンジャー候補生を見ていましたが、小銃をしっかり力強く握り締めているものの、誰も指トリガーをしていませんでした。プロとはそういうものなのだと実感させられました。
指トリガー以外には銃口が仲間や車両に向かない(銃口管理)なども、ちょっとした事ではありますが「この人わかってるな」と思われる描写になるのだと思いますよ。
記事はお役にたてましたか?
記事にご興味をもっていただけましたら、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです^^