【初心者講座】4コマ漫画から描いてみる(その2)
モソです。本日も4コマからはじめる漫画講座みたいな事を紹介します。
今回は「身近なところからはじめる」「人間観察をする」をテーマに、漫画執筆事例を紹介してみます。
たぶんこれは漫画を描きはじめて2作目だったと思うのですが、全く意味不明ですね(笑)
しかし身内にはものすごく受けました。身内にネ・・・
幼少のころから付き合いがある、友人のおくちチャックマンの行動パターンを描いたので、こんなの誰トクなのか?という内容ですが、身内では爆笑だったんです。特にチャックマンを知るうちの母親は大爆笑でした。
「内輪で盛り上がってもなー」というあなた。
身内も笑わせきれないのに、多くの人に読んで笑ってもらうことなんてできるのでしょうか・・・。
身内すら笑わない作品しか描けなかったら目も当てられませんよね・・・・
最初だからいいんです。身内が笑ってくれれば(汗)
この「内輪にしかわからない意味不明の漫画」を描いて得られたことは
・客層(読者)を絞ることで反応が得られる
・人間観察でネタを作ることができる
ということでした。実はこういうのでも得られることってあるんですね。
漫画を描きたいと思うと、どうしても多くの人に見て評価してもらいたいと思うものです。
また、漫画が好きな人はSFや異世界など大風呂敷を広げがちです。
しかし話が大きくなると、考えるべきパラメーターが多すぎて初心者には難しいんです。
設定とか色々考えたりしないといけませんし、絵の技量だけではなく、幅広い知識だって必要になりますから。
一方で、世界を身近なところや専門的な分野に絞って描くと・・・
・描きやすい(イメージをふくらませやすい)
・少ないながらも確実に共感を得る人がいる→モチベーション維持につながる
・直接の評価を得やすい。どのくらい笑っていたか、その表情は?(人間観察)
というメリットが生まれます。
誰にも読まれず、読んでも面白くない作品描いててもモチベーションは維持できません。
数人でも面白かった、爆笑してくれたという評価があれば「次はこういう感じで描こう」というモチベーションにつながったりするもんなんです。
このことは当サイトで連載中の「素人が漫画を描くためにマーケティングとか色々やる話」に紹介していますので、そちらでお楽しみいただければと思います。
もちろんプロになれば多くの人に見てもらうことが必要なのですが、プロの人だって力作が受けなかったり、むしろあまり良くできていなかったものが受けたりするそうです。
しかしながら、企画段階で「どの客層に見せるか」という目標設定は大事なのです。
一種のマーケティングですね。
また、マーケティングとして重要なのは、内輪に絞ることで直接評価を得られることにあります。
ネットで評価を得るのも一つの手法ですが、基本的に文字列と数値のみの情報であり、顔は見えません。
読んだ人がどんな表情で笑っていたのか。心底笑っていたのか社交辞令なのか。
意味がわかならいといわれたら具体的にどのあたりが?
読んでくれた人は漫画好きなのかそうでもない普通の人なのか。
そういう分析って、広く読んでもらうためには非常に有益な情報となってくると思うのです。
結果、人間観察にもつながります。
漫画を描くということを考えると、どうしても絵の描き方や構図にこだわったり、4コマの場合だと「起承転結」にこだわりがちなのですが、そもそもネタを探しておかないと何もはじまらないですから、人間観察でネタを集めておくというのは有効な方法だと思います。
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