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【スマホでお絵かき】無料アプリ「メディバンペイント」で作画してみた

(公開: 2017年09月08日)
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こんにちはモソです。

しまこみでは小中学生向けの漫画講師を受け付けておりますが、「デジタル作画でLINEスタンプ作成の講師できない?」という依頼がありました!ありがとうございます。

ソフトは無料アプリ「メディバンペイント」を使い、タブレットPCを用いての講座になるとのこと。使ったことがないソフトなのでさてどうしよう。これは使うしかない!

 

フリーなのに高機能!

メディバンペイントはこちらからダウンロード

 

さっそくメディバンペイントをスマホにダウンロードしたのですが、どこかで見たなと思ったら友人おくちチャックマンが使っているアプリでした。

スマホやタブレットPC、パソコン(ペンタブレット)も使用可能で、基礎的な仕組みは揃っているので無料なのに高機能という感じです。

漫画のコマ割りやフキダシにも活用できるので、アナログ派の人がネーム作成するときに、文字数などのバランスを調整するために活用するなどの使い方もできそうですね。

気になる方は早速ダウンロードしましょう!

 

 

筆圧感知機能は端末によるが・・・

なお、 iPhone6S Plusなど一部端末でない限り筆圧感知はありません。なので線画の強弱は付けられませんが、「入り抜き」などの設定や、書き足したり削ったりすれば線画の強弱は十分つけられます。

あと、ダイソーのタッチペン(太いもの)を活用したり、指を使うと筆圧というか画面の接点の面積で線の強弱がある程度付けられます。

筆圧感知=万年筆やつけペン(Gペンや丸ペン)、指やスマホ用のタッチペンでの描画は筆で描いているイメージです。

どうしても筆圧感知にこだわる人は、対応してる端末かペンタブレットを購入しましょう。

なお、タッチペンなしで指で描いた線画がこちら・・・

 

微妙ではありますが、スマホに指でささっと描いてこれくらい描けるので、工夫したらいろいろ活用できそうです。

使ってみて思いますが、ろくに描きもしないのに道具にこだわるのはあまり意味のないことです。

「どうやれば活用できるか」という工夫をしながら描くことが大事だと思います。

 

 

 

タッチペンで線画を書いた

ダイソーで購入したタッチペン(108円)で線画に挑戦。

ざっくりとアタリを描いていきます。

 

早速ペン入れするわけですが。

「レイヤー設定」つまりアニメのセル画のような積層構造にして、パーツごとに描いていきます。

今回は輪郭と髪、顔の表情を別レイヤーで作画しました。

もちろん下書きも下書きレイヤーとして作りこんでありますので、あとで消したり表示したりできます。

 

 

線の強弱は線を盛ったり消しゴムで削ったりします。毛先など線がクロスしてるところも消しゴムで削ったり書き足したりします。

毛先などはタッチペンを使わずに、拡大したうえで指で消しゴムをかけたほうが綺麗にできました。

 

 

着色する

着色もレイヤーを重ねて描きます。線画と同じく「修正しやすい」ということが前提でレイヤー分けを行います。便利な機能なのでどんどん使っちゃいましょう。

まずはベースカラーをざっくり着色します。のぺっとした絵になりますね。

 

肌の影レイヤーを作り、肌部分とチーク、パーツが離れているリボンの影を「水彩」で塗りました。

この段階で購入したタッチペンが行方不明になったので(笑)指で作業。

するとどうでしょう。水彩は指のほうが塗りやすい。

 

 

髪の影レイヤー、白い部分の影レイヤーを作りそれぞれ着色しました。

髪の影は濃すぎたので、のちほどレイヤーの設定で濃度を調整しました。

パーツごとにレイヤーを作る理由はあとで修正・調整しやすいためです。

 

目と髪にハイライトを入れました。

最初の、のぺっとした絵が多少立体的になりましたね。

 

 

今回は操作に慣れるためなのであまり凝らずに描きましたが、概ねトータル1時間半ほどの作業でした。

慣れたらかなり早く、もっと精度の高い作画ができるのではないかと思います。

 

とりあえずわかったコツ。

「画面が小さい」「筆圧感知機能が使えない」などの制限はありましたが、LINEスタンプ作成などはスマホ+メディバンペイントがあれば十分行えるのではないかと思いました。

スタンプ自体は画素数が小さいのでそこまで細かくないほうが良いことや、実寸サイズで描いたほうが劣化が少ないので、ペンタブレットや液晶タブレットで描かれたような細やかな精度を求める必要がありません。

 

とりあえずわかったのは、レイヤーを分けて作画したほうが作業しやすいということです。

線画でも1つにまとめず、「輪郭や手だけ」「髪」「表情」「服のメインパーツ」「装飾A」「装飾B」といった具合に分けてしまうのです。こうすることで筆圧検知がなく細かい操作がしずらいスマホでも、他の線に干渉せずにかなり精密な線画を描くことができると思います。

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