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宮古島市立狩俣小学校にラッキーキャッツを寄贈させていただいた話

(公開: 2019年01月22日)
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こんにちは、管理人モソです。本日はちょっとしたご縁があり、宮古島市立狩俣小学校へラッキーキャッツルアーフィッシングスクールを寄贈させてただいたお話をお届けいたします。

物語は新・沖縄県立図書館から

税務署へ書類提出があったため那覇市旭橋へ行き、そのついでに立ち寄った新・沖縄県立図書館。併設される商業施設(OPA!)もさることながら、以前の3倍くらいありそうな広さに「通常の3倍・・・シャアか!」などと独り言をつぶやきながら館内へ。

ただ立ち寄っただけでは勿体無いので、まずは3Fの沖縄の漫画コーナーへ。ここには沖縄出身の漫画家さんや沖縄を舞台にした漫画が取り揃えられています。もちろん「ラッキーキャッツルアーフィッシングスクール」も所蔵されていますよ。

そしてラッキーキャッツを執筆するにあたり必要な資料の場所、5Fの郷土資料館へ。ここで探したのが「原色 沖縄の魚」という本でした。

原色 沖縄の魚 琉球政府農林技官 具志堅宗弘著

この本を始めて読んだのは私が幼稚園くらいの時で、私は小学校入学までひらがなを読めませんでしたが、図鑑を読むためにカタカナだけは読めていたらしいです。小2の時に亡くなった祖父が持っていた本で、毎日のように読み返していました。

この本は著者の肩書きでわかるとおり、米軍統治下にあった復帰以前に執筆された本で、印刷は1972年4月15日、発行は同年5月1日と沖縄の本土復帰直前になっています。

この本を調べたのは沖縄の魚の方言名について、より古いほうが確実な名称が読み取れるだろうという想定からです。こうした資料を基に、ラッキーキャッツのネタを構築していきます。

構成は魚のカラー写真、標準和名、方言名、学名、分類があり、大型魚と淡水魚はモノクロのイラストを中心。中盤以降は魚の解説になっています。

「原色 沖縄の魚」が欲しい!

図書館を利用したいものの「いつ返しにいけるか」という不安があったため、また、気づいたことがあればすぐに調べるために是非この本を欲しいと思い調べていると、ツイッターのフォロワーさんより中古本が出ているとの情報。

ポイントが残っていたので早速ポチり、1週間ほどで手元に到着しました。

カバーなしとはいえ、欲しかった書籍が手に入ったのでウキウキで本を開きましたが、早速問題が。

そこには「狩俣小中学校」のスタンプが…

そこには「狩俣小中学校」のスタンプと 「昭和47年12月1日」 の記述。もしかしてこれは盗品ではないか…そういう不安があったので、翌日「狩俣小学校」に電話を入れました。

http://www.miyakojima.ed.jp/karimata-sho/

図書館の司書さんによると、「(復帰直後と)かなり古い本なので処分されたものと思われる。処分本は希望があれば子供たちが持ち帰れたので、その一部ではないか」「平成15年の台風14号で宮古島が大被害を受けたさい、窓ガラスが割れてすべての本がダメになってしまった」「このような理由で、持っていても問題はない」という回答を受けました。

台風14号の話や、これも何かのご縁ということで、ラッキーキャッツルアーフィッシングスクール①②を寄贈させていただくことになり、本日、狩俣小学校の校長先生からお礼の電話をいただいたところです。

校長先生からは、狩俣小学校も少子化の影響でこのままだと統廃合があるかもしれないことや、漫画とはいえ専門書のような詳しい内容のため、環境学習などでも活用したいこと、宮古島をはじめ離島では特に苦心されている漂着ごみのお話を教えていただきました。

島の子供達が釣りや海で遊ぶ時の、安全やマナー教本として活用いただけると嬉しいですね。

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