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【予習】漫画を描くためのコツ5か条byしまこみ編集部

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「漫画家になりたい!」という方向け、しまこみ編集部なりのアドバイス。

漫画講習会の予習ページです。

 

 

下記の5つの項目ができたら、ようやくスタートラインへ挑戦できるという長き道ですが、根気強くがんばりましょう。

 

その1【描くこと】

その2【見せること】

その3【客観性を持たせること】

その4【改良できること】

その5【完成させること】

 

以上5つがポイントとなります。

 

 

その1【描くこと】

 

当たり前の話ですが、描かずして漫画家になることはできません。

才能がある先生方も、恐ろしい数の絵を描いて現在に至ります。

 

「漫画家になりたいんだよね」と言いつつ、何も描かない人が一定数いますが、これはもう問題外です。

 

余談ですが、絵は描けないけど原作だけならできるという人もいますが、こちらも口だけでは何の意味もありません。

原作ならできると言うならば、脚本なりプロット(企画)なり、何らかの形にすべきでしょう。

 

 

その2【見せること】

自分で描いた作品に自身がないという人が多いと思います。

最初のうちは、作品を見せることさえはずかしくて当たり前です。

思春期の子たちは見られるのも恥ずかしいかもしれません。

 

でも、漫画家は作品を見てもらい対価をいただく仕事ですので、恥ずかしくて見せられないようなら、漫画家の夢はあきらめざるを得ません…

 

 

その3【客観性を持たせること】

描きたい話というのは、漫画家を目指す人ならだれにでもあります。

ただ「描きたい作品」と「読み手が欲する作品」は似て非なるものでもあります。

また、書き手の主観で動くと、時に意味不明な物語になりがちでもあります。

 

 

読み手が欲する作品を描いたり、読みやすい作品を描けるならば、成功する可能性はグンと上がると思います。

また、描きたい作品と読み手が欲する作品を融合できるなら、なお良いです。

 

 

その4【改良ができること】

いわゆる編集部などによる添削(赤ペン)作業などです。

時間をかけてアイディアを出し、丁寧に描いた自信作。

これに赤ペンを入れられるのは、誰だって辛いです。

 

しかし【客観性を持たせること】を確保するためには、赤ペン作業は大事な工程なのです。

 

 

もちろん赤ペンをすべて受け入れる必要はありません。

たとえば赤ペンどおりに変更にするのではなく「こうしたほうがより良い表現になるのでは」と編集へ提案し改良ができれば、作品のクオリティはさらに高まるはずです。

 

 

 

その5【完成させること】

 

漫画を描くというのは一見華やかに見えますが、実際は地味な作業の連続です。

根気がなくすぐに投げてしまう人は、漫画家には向かないと思います。

 

わずらわしいネームや嫌な赤ペン添削などの工程もありますが、それぞれ大事な作業ですが、作品を完成させることが最も大事なのです。

コツとしては、はじめから壮大な物語を描くよりも、4コマ、2ページ、4ページとコンパクトな物語から始めて「作品を完成させる」ようにすると良いと思います。

完成させることで自信が生まれますよ。