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【漫画】沖縄の自然を描くための資料

(公開: 2017年08月10日)
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おはようございます。モソです。

漫画描き始めた頃、コピックとペイントソフトで描いた漫画というか資料が出てきましたので、本日はこれを紹介。

3年前くらいの作品かな・・・

 

 

沖縄=青い海、白い砂浜、ヤシの木・・・?

沖縄を描こうと思ったら、青い海や白い砂浜、赤瓦にヤシの木を描けば「それっぽく見える」と思うかもしれません。

しかしながらヤシの木に関しては園芸品種が多く、公園や街路樹として用いられているか「ビロウ」などの一部を除いては自然にはなかなか生えていないものだったりします。

赤瓦屋根の家もかなり少なくなり、コンクリートの住宅(通称「借金コンクリート」造)が増えていますね。

 

 

 

沖縄には2種類の土地がある!!

キャラクターを描くとき、人体の骨格などを描くように、島を描くときは「骨格」を意識すると良いのではないかと思います。

沖縄を描く上で少し注意したいのは、沖縄には大きく分けて2つの島の系統があるということです。

 

低島

・海の底が隆起してできた島で、太古の海泥(島尻層群泥岩:いわゆるクチャ)やサンゴ起源の石灰岩、その風化土で構成されています。

・宮古島や多良間島、沖縄本島南部が低島の要素を持っています。宮古島などの単体の低島には毒蛇「ハブ」がいません。

・土はアルカリ性になります。石灰岩と泥岩の間に地下水脈ができ、鍾乳洞が形成されます。

 

高島

・陸地が海に沈んで形成された島で、国頭礫層や嘉陽層、それらの風化土で形成されています。さらに掘ると太鼓の海泥(島尻層群泥岩)にぶつかるようなので、ここも元々は海の底だったようです。

・沖縄本島北部や久米島、石垣島、西表島などが高島の要素を持っています。毒蛇ハブがいますが、同じく高島の要素を持つ座間味島などにはハブがいません。

・土は酸性を示します。パイナップルやツツジは酸性土壌で育つので、高島の要素を持つ場所で栽培されます。

 

つまりどう描けばよいのか・・・

こうした話をすると、予備知識なしではなかなか描きにくくなってしまいますね。

しかし実に簡単な方法があります。

現地に足を運び、ロケーションを見て、何があるのかを記録(写真等に撮影)すれば良いのです。

知識は持っていて無駄ということはありませんが、現地に足を運べば絵にするための情報は全て得られます。

というわけで、沖縄へめんそーれ。

 

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